感覚教具の「実態認識袋S(分類)」をしている3歳のKちゃん。目を閉じて、3種類の同じ大きさで素材だけが違う玉の分類をしています。素材は、コルク・木・ガラスです。視覚を通して分類するのは簡単ですが、手の触覚だけで分類するのは、大人でも難しいものです。Sちゃんは、目をギュッと閉じじっくり手の感覚に集中していました。視覚を遮ることで、より触覚が鋭敏になる活動です。
2歳のK君。1歳半からフラップに通いだし、今では感覚教具に興味を持って取り組むようになりました。今日も「円柱さし」をしながら「ココ?」「ココ?」と繰り返し言いながら同じ大きさの穴を探していました。穴と円柱がぴったり合わないと自分で気づいて、入れかえることが出来るようにもなっています。
毛糸を十字に組んだ棒に巻いていく「タペストリーづくり」をしている3歳のR君。「巻く」という単純な動きですが、4歳でもコツをつかむまでは難しい動作ですが、R君は、しっかり手首を使いながら上手に巻いていました。
3人とも日々の繰り返しの中で、色んな感覚器官が刺激され細かい動きの獲得につながっています。