1歳のSちゃんは、「つまむ」「落とす」の動作を繰り返し行っていました。「コイン落とし」「豆落とし」「つまようじ落とし」と、穴の大きさも全く違うこの教具は、親指・人差し指・中指の3本指を使って行います。3本指をしっかり使うことで、後に“はさみ” “箸” “鉛筆” の持ち方につながります。Sちゃんは、全部入れてしまうと容器のふたを自分で開け、中身を出してまた落とし始める・・・この繰り返しを何度もやっていました。
感覚教具の「茶色の階段」に取り組んでいる3歳のH君とKちゃん。まずは、太いものから順に正しく段階付けていきました。「まだやりたい!」という二人は次にカードを出して、バラバラに並べたカードの上に同じ太さの茶色の階段を探しだし、上に重ねていきました。微妙に違う大きさに気づきながら全て正しくおくことができました。立体が平面になると難しいこの活動は、実際に持って触ることで視覚を通し形や太さを感じる活動です。大きな物を運んだり色んな操作をするこのような活動も、まずは指先をしっかり使った活動を経験することが大切です。
5歳のL君は、算数教具の「わり算板」に挑戦中。「割るとは同じ数だけ分けること」このことさえ理解できれば、教具を使って簡単な割り算ができるようになります。