3歳のH君とKちゃんは、先生と一緒に感覚教育の「長さの棒」をしました。バラバラに並べた後、長い棒から順に段階づけて並べることができました。棒が長くなるにつれて手が届かなくなる「長さの棒」は、身体を使って長い・短いを感じる教具です。段階づけた後は、一番短い棒を差の部分に置いていき視覚を通し同じ長さ分だけ差があることを認識しました。
「もっとやりたい!」という二人は、次に一番長い棒を基準にして同じ長さになるように差の部分を満たしていく活動をしました。最後に残った棒は一番長い棒の半分だということにも気づいた二人、視覚を通して差を満たしていくこの活動は、算数教育にもつながってきます。
2歳のK君は、「ピンクタワー」を大きいものから段階づけて積んでいます。上記の「長さの棒」は、一番短い棒を(1)、最長棒を(10)とし、算数教育の「算数棒」につながる教具です。K君が取り組んでいる「ピンクタワー」も数値に置き換えると1:1000。この段階では視覚を通して大きい・小さい、長い・短いの概念と感覚を身につける活動ですが、このように感覚教具は、算数教育につながる大切な活動になっています。
静かにモンテッソーリ活動に取り組んだ後は、暖かい日差しの中、園庭で遊びました。