園の庭に落ちた「ダイダイ」の実(ミカン科)を拾い集めた2歳のK君と3歳のL君。大きい実と小さい実を並べて「どっちが大きいでしょ?」「こっち~」、「どっちが小さいでしょ?」「こっち~」というやりとりをしていました。
今度は、先生が「大きい順に並べられるかな~?」と言うと、大きさを比べながら上手にならべたL君。戸外でも感覚の活動ができた二人です。
「よいしょ、よいしょ」とバケツに砂を入れ新しい砂を砂場の中に運ぶお手伝いをしてくれたK君とL君。「あ~、重たい」「今度は軽いよ」と、何度も往復するうちに、ここでも体験を通して「重たい」「軽い」という感覚を身をもって知ることができたようです。このように、お部屋の活動だけでなく戸外でもモンテッソーリ教育は“どこ”でも、“どんな機会”でも生かされます。その中でも感覚教育は、生活をとりまく全ての環境の中に沢山のヒントが転がっていますよね。
家の庭でカタツムリを見つけた5歳のR君が園にそのカタツムリを持ってきてくれました。今日は、みんなで図鑑を広げカタツムリの生態を調べました。カタツムリを飼うには、土・枝や葉・餌となる野菜が必要とわかり、戸外で葉や枝を拾い、給食の先生から野菜の切れ端をもらった子ども達。全ての準備が終わると、みんなでカタツムリの観察を楽しみました。